Saturday, June 29, 2013

13年6月沖縄県主要指標

先月の記事: 13年5月沖縄県主要指標

 例によって鉱工業生産,CPI,完全失業率を眺める.

まず鉱工業生産指数.
鉱工業生産, 2005年=100.黒が原数値, 青がトレンド, ピンクが日本全国のトレンド. 出典: 沖縄県「鉱工業指数」, 経済産業省「鉱工業指数」
  • 前年同期比で18.8%増加.依然として好調である.
  • 石油製品が前年同期比で206%増加,となっているが,前年の値=134.8が34.8に誤入力されているのが原因のようだ(手入力なの?!).実際には21%減少.

 次に那覇市と沖縄県のCPI. おおむね現状維持という趣.
那覇市のCPIとコアCPI, 2010年=100. 青がCPIのトレンド, ピンクがコアCPIのトレンド. 出典: 沖縄県「消費者物価指数」

沖縄県のCPIとコアCPI, 2010年=100. 青がCPIのトレンド, ピンクがコアCPIのトレンド. 出典: 沖縄県「消費者物価指数」

完全失業率は男女とも改善中.
沖縄の完全失業率, 男性. 黒が原数値, 青がトレンド. 出典: 沖縄県「労働力調査」

沖縄の完全失業率, 女性. 黒が原数値, 青がトレンド. 出典: 沖縄県「労働力調査」


足下では海外要因が少し不気味というところが気になるか.



ついでにPhillips curveもどきを作図してみた.
横軸=HP-filterでトレンド除去した完全失業率(男性), 縦軸=CPI総合(沖縄県)の前年同期比, Jan2005--Apr2013.
うーん,無相関.

 上の2変数に加えて,マネタリーベース(の増加率)や地銀の貸出約定平均金利を入れた3変数誘導型VARを走らせてみたが,全然効かない.(時系列分析の練習をしているだけで,深い洞察はまったく欠けている.)

int1=地方銀行の新規貸出約定平均金利. 出典: 日本銀行.

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